ここ数年で適応障害やうつ病と診断をされる方が増えていますが、
その原因の一つとして挙げられる「思考の癖」について皆さんにシェアしていきたいと思います。
暑い日々が過ぎ、過ごしやすい季節となってきました。
夏の空が大好きな私は少し寂しさを感じながら、このブログを書いています。
さて本題に戻ります。
皆様は「思考の癖」「思考の偏り」「自動思考」「スキーマ」
このような言葉を聞いたことはありますでしょうか?
簡単に言えば、事実に対し、極端に偏った解釈をすることをいいます。
これは誰にでもある自動的な反応で必ずしも病的なものとは限りま
ですが、人によっては「思考の癖」が強かったり持続性があったり、何かと組み合わさることで
日常生活に影響し、ストレスを感じやすく、
大阪
適応障害やうつ病で一般的にみられる「思考の癖」10種類がこちらになります。
1、全か無か思考
物事を極端に二分し、中間層を認めない。
答えが黒なのか白なのかにこだわりすぎていませんか?
2、一般化のしすぎ
一度の失敗を根拠に今後もうまくいかないと決めつける。
結果が同じ失敗だとしても、実は前より進んでいたり、
3、心のフィルター
否定的な一点に注目し、肯定的な事実を無視する。
自分自身の経験や周りの数人だけの意見で「絶対これはダメ!間違っている!」
って決めつけていませんか?
4、マイナス化思考
良い出来事を過小評価し、悪い出来事にすり替える。
「かわいいね!」「頭がいいね!」「よく気が利くね!」
その褒め言葉、否定せず素直に「ありがとう!」と受け取っていますか?
5、結論の飛躍
根拠なしに悲観的な結論を導く。
私は運が悪いからどうせ上手くいかない。
6、拡大解釈と過小評価
自分の失敗や短所は過大評価し、成功や長所は過小評価する。
7、感情的決めつけ
「自分がそう感じるから事実だ」と自分の感情を根拠に判断すること。
自分の機嫌が悪い時に偶然関わった人が悪者だと認識していませんか?
8、すべき思考
「~すべき」「~すべきではない」と、自分や他者を縛る。
母親なんだから家事をこなしながら子育てすべき。
などとらわれていませんか?
「〜したい」で動けるようになるといいですね!
9、レッテル貼り
自分や他者の特定の特徴を、当人の全体に一般化する。
敬語を使わない人=学力が低い
ふくよかな人=自己管理ができていない
メガネをかけている人=真面目
のようにレッテルを貼り、人を遠ざける特徴があります。
10、個人化
自分のコントロール外の出来事を、自分の責任だと考える。
例えば、自分の日頃の行いが悪いから毎回旅行で雨が降る。
上司が怒っているのはきっと自分のせいだ。と思い込むなど。
あなたに当てはまるものはありましたか?
もちろん当てはまるものが多かったとしても、落ち込む必要はありません。
まずは気付く。自分を知る。それだけで少し生きやすい世界になるかもしれませんよー!