足首を動かせば自律神経は整う。
ということで、 今回はYouTubeの内容に沿って、足首と自律神経の関係をお伝えしていきます。
10〜12月にかけては寒暖差も大きく、体調を崩したり疲労を感じやすい。
更に家庭や仕事の忙しさなど環境的な要因も重なって、特に自律神経が乱れやすい時期と言われています。
そして乱れた状態のまま、バタバタと忙しい年末を過ごし、運動不足で食べ過ぎ飲み過ぎになるであろうお正月を迎えてしまうとあなたの体、大変なことになるかもしれません!
では、ここで自律神経が乱れる原因をおさらいしておきましょう。
大きく分けて4つです。
1つ目 [ ストレス ]
対人関係や家庭環境などストレスを溜め込んでいると自律神経を乱す大きな要因となります。
ストレスを感じるのは生き物なので当たり前ですが、
溜め込みすぎている場合。そこに気づいていない場合。発散方法が間違っている場合。
はどんどん蓄積していきます。
そして、過去の怪我や事故・気温差や気圧差・重力負荷などでも体はストレスを感じています。
2つ目 [ 栄養バランス ]
現代人は鉄分・マグネシウム・タンパク質・ビタミンB群が不足しやすく、
逆に糖質の摂りすぎ、精製された糖と精製された塩の過剰摂取が目立ちます。
お酒やコーヒーなどの嗜好品は飲むが水は飲まない。など水分不足の方も多いです。
麺類、丼もの、ハンバーガー、サンドイッチ、菓子パンだけでご飯をすましていませんか?
3つ目 [ 感染症 ]
流行りのウイルスもそうですし、免疫が落ちた時に発症する日和見感染や
食べ物による食中毒なども体内が普段と違う状態になるので自律神経を乱す要因となります。
4つ目 [ 化学物質 ]
お惣菜や冷凍食品、加工食品、ジャンクフード、インスタント食品などに含まれる添加物
残留した農薬、大気汚染、日用品や食べ物などの過敏症
サプリメントや薬を何年も飲み続けるなど
以上になります。
4つに分けた中でも、避けられないものや、自覚しにくいことがたくさんあります。
対人関係でのストレスを抱えている。スケジュールが詰まり忙しい。睡眠不足だ。怪我をした。
などは自分でも自覚しやすく比較的わかりやすいものと思います。
ですが、知らず知らずのうちに自律神経が乱れているということ、よくあるんです!
現代では誰しもが気づかぬうちに自律神経が乱れ、バランスを崩します。
軽い身体の不調を感じるが、放置する。そしてひどい身体の不調となり、整骨院や病院へいく。
少し緩和すると、安心してまた無理をし我慢し悪化する。整骨院や病院では対処しきれない状態となり、他を探す。騙し騙し過ごし、限界を超えると病気を発症しているパターン。
気分の落ち込みや不安感、疲れを感じやすくなり、以前と比べて外出を控えるようになる。
人に会うのが億劫になる。仕事を普通にこなせなくなる。休みを取り心療内科へいく。
薬で少し緩和するので、仕事を再開する。
以前より感じる不調が強くなり、誰かに相談してもわかってもらえず、一人で抱え込む。
気づけば、適応障害、うつ病、自律神経失調症になってしまっているのです。
自分は健康だから大丈夫。メンタルが強いから大丈夫。ということは絶対ありません。
健康だと思っているからこそ無理ができてしまう人。
メンタルが強く人の分まで背負ってしまう、そんな優しい人ほど自律神経失調症やうつ病になります。
そして十分頑張っているあなたがまず自分の心と体を守れるように安心アイテムとして
「足首を動かす。ながらケア」を生活に取り入れてもらえると嬉しいです。
動画を見ながら試したい方は、鍼灸整体サロンCOAHのYouTubeへ!
ではここからは足首を動かして、乱れた自律神経の乱れを整える方法をお伝えします。
今回重要なのは距骨という骨で足首の中にあります。
踵・爪先・スネの骨が交わる、ちょうど真ん中(赤い丸)です。
この骨は身体のバランスを感知し脳に伝え、平衡を保つという働きがあります。
しかし、日常生活で深くしゃがむ。正座をする。という動きが極端に減り、距骨周りの動きが硬くなっている人がとても多いです。
距骨が動かないと、身体のバランスに問題があっても感知ができず、平衡感覚を保つことができなくなり、重力の影響で更に歪み、自律神経が乱れるという流れになります。
よくある例です。
学生時代、右足首の捻挫をしたAさん。
痛みはありましたが、そんなに腫れることもなかったので自然に治るだろうと放置していました。
その2年後、右の股関節に違和感を感じるようになりました。
更に1年後、左肩を上にあげると痛みを感じるようになりました。
その更に2年後、めまいを感じるようになりました。
そこで当院に来られたAさん、検査をしたところ、これらの症状が全て
「右足首の捻挫に影響された身体の歪み」からくるものでした。
重力のある地球で生活している私たち。
何も感じませんが、就寝時以外は頭のてっぺんから足裏にかけて押されています。
本来、恒常性維持機能という働きで元の正しい状態に戻ります。
しかし何らかの影響(上記の自律神経を乱す原因4つ)で上手く戻らず、放置された歪みはそれが正しいと認識するようになります。
ですが、脳は歪んでいると認識しているので、他のところでバランスを取ろうとします。
それがAさんの場合は右の股関節、左の肩、首・目でバランスを補ったのです。
その結果、かなりしんどい症状と向き合わないといけなくなりました。
実際、私は自律神経失調症や適応障害、うつ病の方を多く診させてもらっていますが、
足首が硬い人、とても多いです。
そうならないように、早速やっていきましょう。
まずはチェックをします。
1、踵、爪先を揃え、しゃがんで見てください。
2、かかとが浮かず後ろに転がることもなく、違和感もなくしゃがめたあなたの距骨は正常です。
今回はこの動きが硬い、しゃがみにくい方におすすめです。
では始めます。
ながらでできるケアなので、テレビやYouTubeを見ながらの時間におすすめです。
1、足を肩幅に開き、そのまましゃがみます。
かかとが浮いても構いません。不安定な方は前に手をつきましょう。
2、その状態で、前と後ろに体重移動をします。
ゆらゆらと振り子のように、爪先方向に体重を乗せ、かかと方向に体重を乗せます。
3、動きが止まらないように、ゆらゆらと動きます。30回
4、次に左右です。
できる人は足首を持って、ゆらゆらと振り子のように
右の小指側、右の親指側、左の親指側、左の小指側と動きましょう。30回。
背筋を伸ばして、目線はまっすぐ、滑らかな動きを心がけてください。
5、次に正座をします。
テレビCMやYouTube広告のタイミングで構いません。
正座をしたままキープです。余裕のある方は前後にゆらゆらしてみてください。
1〜5の流れを1セットとし、これを繰り返してみましょう。
血流が良くなり、足元も温まるので、寒い季節にぴったりです。
何かをみながら、1日3分でも続けると自律神経が整いやすくなってきます。
忙しい年末年始に向けて体調を万全にしたい方は、ぜひ続けてみてください。